教育に関わる全ての人、必読。

最近、教育業界は激しくなっています。

森友・加計問題を始め、教員の多忙化、大学入試センターの廃止、大学の無償化など激しく日々様々な情報が溢れています。

筆者もグーグルアラートにて「教育」を登録しているのですが、毎日大量の記事が送られてきます。

そいう記事を見るたびに、教育業界の複雑さを感じ

あー、もっと教育の全体像が分かる情報はないものか?

と常々思います。

ググったり、書店の教育コーナーで探ってみたり、色々試してみましたが、なかなかいいものは見つかりませんでした。

が、しかし、ついに、見つかりました。

それが「(第三期)教育振興基本計画」です。

教育振興基本計画とは?

まずは、概要をご覧ください。

さて、これだけではさっぱりですね。

教育振興基本計画とは文科省(中央教育審議会)が出している文章で

「これからの教育政策をどう進めるか」

について具体的な施策と共に紹介している資料です。

教育振興基本計画は、2008年から作成が始められ、

2013年に第2期が、そして2018年3月に第3期が発表されました。

5つの基本方針と21の目標

今回の第3期教育振興基本計画では、

①夢と志を持ち、可能性に挑戦するために必要となる力を育成する

②社会の持続的な発展を牽引するための多様な力を育成する

③生涯学び、活躍できる環境を整える

④誰もが社会の担い手となるための学びのセーフティネットを構築する

⑤教育政策推進のための基盤を整備する

の5つの基本方針が公示されています。

また、21の目標、さらに約90本にも及び施策について説明されています。

一般的に教育と言ってイメージしやすい、初等・中等教育だけでなくあ、幼児教育や大学教育、生涯学習までと全ての範囲を網羅しています。

たとえば、

目標(1)「豊かな学力の育成」では、主として初等中等教育段階において、

「子どもたちの基礎的・基本的な知識・技能と思考力・判断力・表現力等、主体的に学習に取り組む態度を育成する」

ことを目指しています。

具体的な施策として、

・幼児期における教育の質の向上

・新学習指導要領の着実な実施等

・全国学力・学修状況調査の実施・分析・活用

・高等学校教育改革の推進

・就学前から高等教育までの各段階の連携の推進

などが挙げられています。

こういうものが、あと20個続きます。

エビデンスを記載

最近、はやりの「エビデンスベース」についてですが、

この資料でも全ての目標に対して、記述されています。

たとえば、

目標(16)「新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導体制の整備等」では、

・現職の教師(特に管理職等)に占める当該学校種類に相当する専修免許状保持者の割合の改善

・特別免許状の授与件数(特に小中学校)の改善

・小中学校の教諭の1週間当たりの学内総勤務時間の短縮

・小中学校の教諭の1日当たりの事務時間(平均)の短縮

などの測定指標が掲げられています。

その他、原文では注釈に様々な調査が記されています。

より建設的な議論を目指して

以上、簡単にご紹介しましたが、ぜひご自身の目で一読してみて下さい。

お恥ずかしながら、筆者は3月8日に公表されるまでこの資料のことを知りませんでした。

読んでみるととても感動しました。ここまで幅広い範囲を網羅している資料は他にないと思います。(もしかすると、あるかもしれませんが笑)

原文はこちら。

▼http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/1402213.htm

原文をみて頂くのが一番ですが、91ページと長いので、概要だけつかみたいという方はまとめ記事を書きましたので、こちらももしよろしければご覧ください。多少はハードルが下がるのではないかと思っています。

入門はこちら。

https://note.mu/takahiro_werther/n/n87fb4a24e67e

最後に。

この資料を読んでから、ぜひ議論をしてみて下さい。

今までの議論よりもより本質的な議論ができるようになります。

建設的な議論の先に、本当に必要な意義ある取り組みが生まれるのだと思っています。

では。