みなさん、はじめまして。
EduHackの野口貴裕と申します。

私の生い立ちとEduHackを始める原点をお話させてください。

1994年に和歌山県の片田舎に生まれ、18年間自然に囲まれた環境で伸び伸びと育ちました。大学に進学のため上京する際、私は「ある想い」を抱いていました。小学校から高校までは、地元の公立の学校に通い、典型的な日本の学校教育を受けていました。そんな私を後々大きく変えるきっかけとなったのが、高校2年生の時です。あるテレビ番組を見たのが全ての始まりでした。

「君は、路面電車のハンドルをきるか、そのままにするか?」

こう学生に問いかけるのは、マイケル・サンデル教授。ハーバード大学で最も人気の講義を行う政治哲学者です。数年前に日本でも「ハーバード白熱教室」(NHK)として紹介されるや否や一躍話題の人となり、書籍が翻訳され、今でも書店では彼の書籍が多数紹介されています。当時の私はテレビの画面に釘付けでした。哲学的な議論が次々と展開されていくその一つ一つの内容はとても難しく頭が混乱しましたが、大教室で学生が手を上げマイクをもって議論していく、その光景がとても感動的で、今でも当時のシーンが思い返されるほどに深く印象に残っています。感動のあまり、私はある「勘違い」をしてしまったのです。

「きっと、大学に入ればこういう授業が待っているんだ!!」

家にはインターネットがないに等しく、携帯電話すら持っていないほどに情報弱者だった私は、大学に過度の期待をしてしまいました。高校の授業や学校生活にあまり面白みを見出せていなかった当時の私は「いい大学」に行くために受験勉強を一生懸命頑張りました。結局、第一志望の大学には合格できませんでしたが、早く大学の授業を受けてみたかったので、期待を胸に上京してきました。

この想いが崩れたのが、大学一年生5月。授業が始まってすぐに「理想」と「現実」の差に落胆。それ以来、「どうしたら大学教育を面白くできるか」が自分のテーマになりました。これが私の原点です。偶然沸き起こったワクワクや憧れが消えることなく、より爆発するような仕組みづくりをしたいと思うようになりました。そこからは、様々なきっかけとご縁に恵まれ、導かれるように、Edtech(Education X Technology)の領域で修行・実践させて頂きました。(詳細については別途ご紹介します。)