先生って何?

「先生」という言葉を聞いてどんな人を想像しますか。

学校や大学の先生、弁護士、医師、会計士、、、

様々あるかと思いますが、敢えて分けるとすると
1、教育者
2、高度専門職者
に分けられます。教育という尊い行為及び専門的な技に対する敬意をもって「先生」という言葉が使われているように感じます。さて、今回は、前者の1教育者に絞ったお話をします。

現在の教育のカタチ

学生時代の先生を思い返してみて下さい。頭の中に浮かぶのは、黒板の前に白いチョークをもっている姿ですか、それとも校庭で遊んでくれている姿ですか。

人それぞれ先生に対する印象は異なりますし、時期によってもその印象は変わってくるでしょう。そんな様々な顔を見せる先生方は今とても悩ましい課題に直面しています。

「2020年プログラミング教育必修化」「アクティブラーニングの導入」「ICT教育」「グローバル教育」「道徳教育」「いじめ対策」

数え上げればきりがありません。こういった様々な課題に対して先生はどう向かっていくべきでしょうか。そもそも、知識はググれば出てくる時代の先生の役割って何でしょうか。

今の教育体制は未だに「20世紀型教育」と言われることがあります。20世紀の(日本の)教育はその目的はすごくシンプルでした。「欧米・列強に追いつくこと」が目的であり、そこで教えられる内容は、欧米・列強が持っている近代科学技術や社会システムの紹介で、輩出される人はそれらを日本で再現する人。授業の形式は、先生が黒板の前に立って教える一斉講義型。生徒は先生の知識をひたすら習得するという受動的な形式でした。

これらは、ここ最近よく批判される教育モデルですが、当時は妥当性のあるものでした。目的と手段が明確で、合理的なものであったと思います。この教育モデルがあったからこそ、今の日本の豊かさがあります。

21世紀の教育のカタチ

では、

「21世紀の教育の形はどうあるべきなのでしょうか。」

皆さんは、どう思いますか?

少し考えてみて下さい。

・・・・・

この問いにも正解はありません。ここでは私の考えを紹介します。

まず、教育のゴールを「人が21世紀を幸せに暮らせるようにすること」と設定します。21世紀はどんな社会でしょうか。色んな予測がありますが、一つ言えることは「予測困難な社会」だということです。AIが発展していく中で人のあるべき姿が問われる時代です。ダーウィンの進化論によれば、「変化」に対応できる者が生き残ることが出来る。予測困難な変化の激しい社会では、変化に対応できる人を育てる必要があると思います。

先生の役割

そんな時、先生の役割は何でしょうか。

それは、「変化を伝えること」「変化を体験する場を用意すること」

この二つを学校という場で創っていくことが大切です。「変化を伝える」ためには、世の中の変化に敏感であることが求められ、「変化を体験する場を用意する」には、変化を体験し続けなければいけません。もちろん、その他にも様々な資質や能力が求めれるでしょうが、先生も超人ではないので、対応しきれません。今の先生では対応しきれないのなら、対応できる人に任せるという判断も大切です。しかし、最低限持っていて欲しいのは、変化した先にある「未来」を見据える力、少なくとも「未来を見据え」て、それを「伝えようとする姿勢」ではないでしょうか。

「変化の伝承」「体験の場づくり」の具体については、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

私はこのテーマに対する最適解を持ち合わせている訳ではありません。専門家でもなければ現場の先生でもありません。しかし、このテーマについて考える場を創ることはできます。EduHackを通して、まだ誰も解を出せていないテーマについて皆さん自身がオリジナル解(仮説)を出して、それを検証・実現できれば本望です。